オリジナル ウォーターサーバー
部品製作【再挑戦!編】
#3D CAD #3Dプリンタ
#SOLIDWORKS #Markforged
こんにちは、あるいはこんばんは。
大阪営業所のエンジニアの小池です。
先週からお送りしている、
大阪営業所で新たに導入したウォーターサーバーの使い勝手を、3D CADと3Dプリンタで向上させる企画の第2弾!です。
うまくいった部分と、そうでない部分がありました。
前回のブログ(3D CAD×3Dプリンタ《Ver.0からはじめるものづくり》T-SOL版【導入編】)では、まずアイデアを形にしてみましょう!ということで、3D CAD(SOLIDWORKS)でモデリングして、3Dプリンタ(Mark Two)でサクッと試作して検証しました。
結果を踏まえた設計変更 ~モデリング(Ver.2)~
前回の試作(Ver.1)の結果を踏まえて同僚と考察した結果、できたのがコチラ。SOLIDWORKSで設計しました。
取付部分の設計は前回のものを流用しつつ、レバーを操作するためのボタンを横に配置するアイデアです。
経験的に垂直に切り立ったボタンは押しにくいので、照明の壁スイッチのような山形の形状を追加しています。
さらに、文字や滑り止めのぶつぶつもつけてみました。それっぽくなったと思いません?
床面にペタッとした形状なのは前回同様に3Dプリントしやすくするためです。
今回も大阪営業所のデモ機、Markforged社のMark Twoでプリントします。
そして、出来上がったのがコチラ!
造形時間は1時間40分、材料コストは220円くらいです。
実機で再挑戦!
さっそくウォーターサーバーに装着して実験です!
取り付けに関しては、Ver.1の時点で確立できていたので、問題ありません。
いざトライ!
トライ!トライ!トライ! ・・・・???
・・・お湯は出ませんでした。またしても(泣)
お湯が出るまでレバーを押し込む前に、作成した部品が奥の壁に干渉することがわかりました。
結果的に部品が壁に干渉するのは前回と一緒なのですが、
今回は(写真ではわかりにくいのですが)ボタン部を押し込んだ際に、機器の透明レバーがたわんでしまうことも、
動作ストロークが足りなくなる要因になっていることがわかりました。
たわみについては、仮に3Dモデルデータがあったとしても、相応に高度な解析をしなければわからなかったことでしょう。
時には思い付きが功を奏す?!
さて、
ダメなのは分かりましたが、次につながる糸口は見つけたいところです。
そんなことを考えながら、ひょっとして・・と、ひっくり返して取り付けてみたら
あっさり機能しました(笑)
前側に板がきたことで、裏側に突起がなくなり、機器との干渉がなくなるほか、レバー部品のたわみを抑制する効果があるようです。
その場の思い付きでやってみたことですが、これも現物があったからこそ出来たことです。
でも、このままではちょっとカッコ悪いですよね。
ということで、Ver.3の構想が決まりました!
今度こそケリをつけ・・・たいな(笑)
次回は最終回!Ver.3の完成形へと話は続きます。開発期間と工数も公開しますよ。
来週のブログもお楽しみに!!
◆今回登場した製品はこちら
◆製品についてのお問い合わせはこちらから
「こんな記事が見たい」というリクエストも募集中です。(こそっ)